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第4回 城パチコンテスト 受賞作品

その他

2025年4月6日

この度は、弊社開催の「第4回 城パチコンテスト」へご応募いただきありがとうございました。

厳正な審査により受賞作品が決定致しましたので、この場をお借りして発表させていただきます。

今回、ご応募いただきました作品につきましては、5/14(水)より開催される「第63回 静岡ホビーショー」にてパネル展示を致します。

お時間がございましたら、ぜひ会場へいらしてください。お待ちしております。

最優秀賞優秀賞①優秀賞②アイデア賞
アーマーモデリング賞ホビージャパン賞モデルアート賞ジュニア賞
★優秀賞は名前順となります。作者の作成ポイントを含め、ご覧になってください。

最優秀賞

作者:もけい

タイトル:紅葉の白鳥城

アピールポイント

ノイシュバンシュタイン城の紅葉風景の写真が綺麗で再現してみたくなり、ジオラマを作成しました。
資金がないので市販のフォーリッジなどは一切使用せず、台所用スポンジや100均の苔、廃用電線などを使っています。

城本体は可能な限り、写真を参考にディテールの追加を行いました。写真の反対側にある壁面彫像も再現してあります。手間だけは人一倍かけることができたと思います。

社長よりコメント

最優秀賞おめでとうございます、社員のほとんどがこのノイシュバインシュタイン城を選び、文句なしの最優秀賞です。製作過程でお金を掛けずにいろいろな素材を駆使するところまで工夫をしている点も素晴らしいです。まさか台所用スポンジが使われているとは思いませんでした。現地で撮影したのかと思うほど完成度が高いです。

勿論、作品自体の着色なども、はみ出ているようなところは一切なく完璧に仕上がっております。撮影も下斜めから攻めていてとても上手です。

優秀賞①

作者:はかたもん (57)

タイトル:軍艦島「美濃」

アピールポイント

この岐阜城のプラモデルは、何かの島として製作できそうだと思っていたところ、昨年話題になった長崎の軍艦島(端島)に触発されて、文字どおり軍艦島にしてみました。

名前は旧海軍の伝統にならい、戦艦として旧国名の「美濃」に。お城と戦艦、作られた時代は違えど、相性よく合体できたと思います。

小学生の時以来のお城のプラモデル製作でしたが、石垣の石を一つずつ塗装したり、山を島のように塗装や植栽をしたり、海に浮かぶようなジオラマにしたりと、楽しい作業でした。

社長よりコメント

優秀賞おめでとうございます。小学校の時以来のお城のプラモデルの製作とのことですが、「本当に?」と思ってしまう程の素晴らしい腕前です。

石垣も一つ一つ丁寧に色分けされており素晴らしいです。加えて、戦艦パーツを搭載したことで、一味違ったテイストになっており、アイデアも含め面白い作品です。このような島が実際にあったら、話題になること間違いなしですね。

優秀賞②

作者:Yamabuki (55)

タイトル:夢まぼろしの如くなり

アピールポイント

全体的なバランスを気にしながら調色しました。石垣はシンプルにまとめ、建築物をできるだけ詳しく塗装していきました。

五層目六層目は小さいので、リタッチしながら調整しました。下見板張り部分は単にマカボニーを塗装するだけでなく、エナメル塗料を調色し、上塗りしました。軒先をくっきりさせるために、縁をジャーマングレーや赤や金で塗装してから、1mm幅のマスキングテープを貼り、メリハリを出しました。金も各所に満遍なく塗装しました。

社長よりコメント

優秀賞おめでとうございます。細部まで粗が目立たず、きっちりと組み立てたことを感じさせる仕上がりです。「シンプルに仕上げた」という石垣からも、彩色へのこだわりが感じられます。また、満遍なく塗装された「金」が良いアクセントに!撮影技術まで優れているため、写真が作品の良さを引き立てています。

あらゆる点がバランス良く、高いレベルでまとまった作品でした。

アイデア賞

作者:KITT

タイトル:城de城

アピールポイント

しろdeしろ【城de城】

敵の攻撃を防ぐための建造物を用いて、「城」と読める文字を作ること。またその作品。

(童友辞典46ページより抜粋)

「城プラモを使って城文字を作りたい」というアイデアを、多聞櫓(たもんやぐら)の多い和歌山城で形にし、国語辞典の1ページのように仕上げました。

自己満足ポイントは、2城分の建物を大天守を除いて全て使用したこと、門のくぼみを活かせたこと、そして大天守を中心に配置できたことです。

屋根は濃いグレーに陽の反射のハイライトを入れ、石垣と中庭は質感を大事にしつつ、文字としての屋根が映えるようにベージュ系で塗装しました。石垣は元の形と大きく変わったので、ほぼプラ板で作り直しました。

社長よりコメント

昨年の最優秀賞に引き続きまして、アイデア賞おめでとうございます。

上から見ると、完成品が『城』の字になっている点や、足りない部分をプラ板で増築する技術もあっぱれ!全体の構図も国語辞典のような作りにしていたりと、技術的工夫も凄いですが、何よりこのアイデアに辿り着いたことが素晴らしいです。
ページ数の「046(おしろ)」まで、こだわりが感じられます!

アーマーモデリング賞

作者:カネゴン(64)

タイトル:祝!国宝指定10周年

アピールポイント

松江城の本丸に上ると、天守がドーンと迎えてくれます。
あの感動を再現したく、出雲大社のお土産センターで買ったキットでチャレンジしたのですが、1/500のサイズでは写真のアップに耐えられません。そこで可能な限りの細工を加えました。かなりオーバースケールの部分もありますが、いい感じに仕上がったと思います。
国宝指定10周年、おめでとうございます!

島充様よりコメント

松江城天守の重厚感と陰の深さがよく再現されています。軒丸瓦、鬼瓦、特徴的な鳥衾、隅木など軒裏が丁寧かつ自然にディティールアップされ、1/500の小スケールキットでよくぞここまで解像度を上げられたと感服します。漆喰の白や木部の質感など実物をよく観察しました。周囲の情景の表現も程よく、自然の空となじんでいます。欲を言えば、ややつるっとした感じの石垣と少し埃っぽい草地にもう一工夫あれば完璧でした。

ホビージャパン賞

作者:STS (54)

タイトル:姫路城と夕桜

アピールポイント

普段はミリタリーモデルを使った情景製作をメインに行っています。先日某雑誌で城パチコンテストの事を知り、今回初めて参加させて頂きました。以前近隣の小学校図書室からの依頼で童友社さんのデラックスゴールド熊本城を製作した経験を活かし、今回は姫路城に挑戦してみました。
城の中庭に3本の桜を植え込み、お城の中と庭をライトアップするために電飾を施す事で風情ある姫路城と夕桜を表現しました。苦労した点は、石垣の色合いとスミ入れです。
部屋を暗くして模型の電飾だけを灯すと、夜桜が楽しめます。
今回表現した季節は春でしたので、次は秋や冬にも挑戦したいです。

ホビージャパン編集部よりコメント

清潔感のある仕上がりに春爛漫な季節感も楽しめる作品。加えて“白鷺城”とも呼ばれる美しい天守と満開の桜を際立たせるライトアップ。まさに普段からディオラマを嗜んでいらっしゃるモデラーさんならではの演出といえます。夜桜を楽しめる演出もニクイ。写真もきれいで、作るだけではない“あらゆるアプローチで見せる”テクニックを熟知しているな、と感じました。

モデルアート賞

作者:ただのねこずき (37)

タイトル:【令和最新版】一夜城のつくり方

アピールポイント

光造形3Dプリンタで作った大阪城をイメージして、塗装しました。もちろんジョークのつもりで作りましたが、最近の建設用3Dプリンタを見ていると、近いうちに実現されるかもしれないと思ってしまいます。
アピールポイントは、浮いているところです。真鍮線1本で支えているのですが、誰か(特に猫)が倒すんじゃないかと、撮影が終わるまでドキドキでした。

モデルアート編集部様よりコメント

3Dプリンタで出力された大阪城を、プラ材など駆使して表現するという発想に惹かれました。屋根から垂れかかっている液体レジンの再現や、緩めのテキストもポイントが高いです。

来年も斜め上の発想とSFサイエンスネタを盛り込んだ作品をお待ちしております。

ジュニア賞

作者:池田 輝政二号 (12)

タイトル:雪原の白鷺城

アピールポイント

雪が降り積もった姫路城(白鷺城)の景色を想像して撮影しました。

偶然雪が降り積もったので、雪の景色に見立てて撮影できました。池田輝政が九年の年月をかけて建てた城こそが、この『姫路城』でした。綺麗な白壁から『白鷺城』と、言う名前でも親しまれています。

社長よりコメント

ジュニア賞おめでとうございます。若い世代のお客様からご応募していただけること、とても嬉しく思っております。

偶然にも降り積もった雪の有効活用が素晴らしいです。ただ積もった雪の上に置くのではなく、完成品の上からさらに雪を乗せる大胆さ!作品から若きエネルギーを感じられます。

今後のご活躍が楽しみです。是非とも将来は、城プラモデル愛好家の普及活動に一役買ってください。